就職を考えている歯科衛生士「履歴書に記載する自己PR、どんな感じで書けばよいのだろう。例文やテンプレを見たい。書き方のコツや、NGな例もおしえてほしい。」
歯科衛生士としてのスキルや経験を効果的にアピールするのは簡単ではありません。
特に「自己PRをどう書くべきか」「どこに重点を置くべきか」で迷っている方も多いはず。
✔︎ この記事を書いたひと
わたし自身、転職を4回経験しており、「自己PRの重要性」を身に染みて感じます。
そこでこの記事では、具体的なシチュエーション別自己PRの例文・自己PRの書き方、避けるべきNGポイントを詳しく解説します。
「自己PRのテンプレ」をのせているので、そのまま履歴書に「コピペ」してOKです。
✔︎ 読み飛ばしガイド
この記事を読むと、どんな歯科衛生士さんでも適切な自己PRが書けるようになります。
結果、採用担当者によい印象を与え、就職の成功率をグッと引き上げることができます。
■ もくじ
歯科衛生士の自己PRとは？
自己PRとは、過去の経験や実績を通じて自分の強みを伝え、採用担当者に「あなたと働きたい」と思わせるための強力なツールです。
自己PRの目的、重要性は以下の通りです。
自己PRの目的
自己PRの目的は、あなたの強みや価値を明確に伝え、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせること。
氏名や経歴といった自己紹介とは異なり、長所や貢献できるポイントをアピールすることで自分を売り込む絶好のチャンスとなります。
自己PRは「あなたの売り込み活動」といえます。
自己PRの重要性
自己PRは、あなたの価値を採用担当者に伝える重要なパートです。
採用担当者は、限られた時間の中で多くの応募者を見定めなければなりません。
調査によれば、自己PRが的確であると、採用率が約30%向上するとも言われています。
ある歯科医院では、「継続的な学習意欲」が高く評価されて、採用の決め手となりました。
別の例では、「コミュニケーション能力が高い」と自己PRに記載して、内定を勝ち取った事例があります。
自己PRを適切に作成することで、他の応募者と差をつけ、内定に近づくことができます。
歯科衛生士として評価されるポイント
歯科衛生士として評価されるポイントは、患者対応力・チームワーク・技術力です。
歯科衛生士の職務は、患者とのコミュニケーションやチームでの協力が不可欠。
何を重視しているかは、歯科医院次第。
ホームページや転職エージェントなどから事前のリサーチは必須です。
自己PRで効果的にアピールすることが、採用の鍵となります。
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コピペOK｜歯科衛生士の自己PRの例文集【転職/新卒/ブランク】
歯科衛生士の「自己PRの例文」を紹介していきます。
✔︎ 自己PRの例文
【自己PRの例文】新卒の歯科衛生士
新卒歯科衛生士の自己PRでは、成長意欲や学習姿勢を強調し、ポテンシャルをアピールすることが重要です。
✔︎ 例文①
私は学生時代から接客のアルバイトをしてきたので、人とのコミュニケーションが得意です。
さらに、物事をプラスに捉える前向きな性格です。
歯科衛生士としての経験は少ないですが、教えていただくだけでなく積極的に勉強していきたいと思っております。
✔︎ 例文②
周りからは明るく話しやすいと言われることが多いです。
いままで働いた経験はありませんが、その分、貴院のやり方をしっかりと吸収したいと考えています。
患者様とコミュニーケーションをとりながら、貴院に貢献したいと思います。
✔︎ 例文③
私は専門学校で、歯科衛生士としての基礎知識を学び、実習で多くの経験を積みました。
貴院での経験を通じてさらにスキルを磨き、患者様に信頼される歯科衛生士を目指したいです。
✔︎ 例文④
新社会人としてのスタートを迎えるにあたり、歯科衛生士としての専門知識を深めることに意欲を持っています。
専門学校での授業や実習を通じて、基礎知識を学びました。これからも積極的に学び続け、最新の知識を持って患者さんに接したいきたいと思っています。
✔︎ 例文⑤
専門学校での実習を通じて、チームの一員として協力し合うことで、効率的な診療が実現できることを実感しました。
今後も、貴院の一員として貢献し、患者様に質の高い医療を提供するお手伝いをできるようになりたいです。
✔︎ 例文⑥
専門学校での勉強や実習で予防の重要性を実感しました。口腔健康の維持や予防に対する意識を高めることが、患者様の長期的な健康に繋がると信じています。
将来は、予防歯科の分野で積極的に貢献し、患者様の健康をサポートしていきたいと思っています。
自分に当てはまる部分を使ってみてください。
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転職活動を無料でサポートしてくれます。
第2新卒の場合
専門学校を卒業後、歯科衛生士として働きました。
受付業務、診療補助業務などを勉強していましたが、体調を崩し退職しました。
その後通院して、いまは回復しております。何事にも丁寧で真面目に取り組む性格と言われることが多いので、確実性の高い仕事で貴院に貢献したいと思います。
【自己PRの例文】転職活動中の歯科衛生士
転職希望者の自己PRでは、どのように新しい職場で貢献できるかを明確にすることが重要です。
✔︎ 例文①
歯科衛生士として患者さんに貢献したい気持ちが強くあるため、真摯に患者さんと向き合いたいと思っております。
患者様一人一人と関係性を築き、きもちよく来院してもらうために精一杯頑張りたいです。
✔︎ 例文②
前職では歯科衛生士として、積極的に知識と技術を習得できるよう努めてまいりました。主に高齢者への口腔ケアや嚥下訓練などを担当して、経験を積みました。
スタッフや患者さんの状況に配慮しながら、行動できることが長所です。これまでの知識や技術を活かしながら、貴院に貢献したいと考えています。
✔︎ 例文③
新卒での経験を経て、患者様に対する思いやりと細やかな対応が重要であると実感しました。患者様一人ひとりに寄り添い、安心できる治療環境を提供することを心がけています。
まだ経験は浅いですが、誠心誠意で対応し、チームの一員として貢献していきたいと考えています。
✔︎ 例文④
✔︎ 例文⑤
歯科衛生士として幅広い症例に対応してきました。前職では予防歯科に特化し、患者様の口腔健康の向上に努めました。
転職を機に、新たに学んだ最新の治療技術やホスピタリティスキルを活かし、より多くの患者様に質の高い診療の場を提供したいと考えています。
✔︎ 例文⑥
私は患者さん一人ひとりに寄り添った対応を大切にしています。特に、患者さんのニーズを的確に把握し、個別対応するように心がけています。
貴院では安心感を提供し、信頼される歯科衛生士になれるように頑張ります。より良い治療結果を出すために全力を尽くしていきたいです。
✔︎ 例文⑦
これまでの勤務経験では、様々な課題に直面し、その都度冷静に対応してきました。特に、急なトラブルや患者様からの要望に柔軟に対応することで、スムーズな診療環境を実現してきました。
問題解決力と柔軟性を活かし、よりよい医療環境を作るために努力していく所存です。
やる気と実績を組み合わせてアピールしましょう。
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書類作成だけではなく、一般には公開されていない求人の紹介・給料や勤務条件の交渉を代行してくれます。
【自己PRの例文】ブランク明けの歯科衛生士
ブランクがある場合は、その間に身につけたスキルや知識を強調し、再び現場に戻る意欲を示すことが重要です。
✔︎ 例文①
５年ほど、出産育児で家庭に入っていました。以前は、小児の患者さんが多い歯科医院で勤めていました。
子育ての経験から、真面目にコツコツと最後まであきらめないことを学びました。ブランク明けで慣れないところもありますが、何事も粘り強くやり遂げたいと思っています。
✔︎ 例文②
前職は労働時間が長く、休みも少なかったため、体調を崩してしまい、半年前に退職をしました。
今後のことを考えて、長く勤められる歯科医院で働きたいと思います。ブランクの半年間は体調回復につとめ、完全に復調することができました。
今後は健康管理に十分留意し、自身の強みである向上心を活かして、貴院に貢献してまいりたいと考えています。
✔︎ 例文③
何事にも意欲的に取り組めるのが、私の強みです。
前職ではスケーリングについて誰よりも詳しくなることを目標にして、スキルアップに努めてまいりました。
前職は母親の介護を理由に退職しましたが、現在は老人ホームに入所しておりますので、業務に支障はありません。
持ち前の積極性を大切にして、貴院に貢献してまいります。
✔︎ 例文④
子育てのブランクを経て、再び歯科衛生士として働きたいと考えるようになりました。
患者さんへの思いやりを大切にして、より一層の成長を目指して貢献していきたいと考えています。
✔︎ 例文⑤
引っ越しにより、ブランクがあります。前職場では患者さんとの信頼関係を築くことが重要であると認識し、より良い治療環境を提供できるよう努めて参りました。
貴院でもチームの一員として、患者様に安心と満足を提供できるよう努めていきたいと考えています。
ブランクには、育児・介護・引っ越し・転勤・病気…など、いろいろな理由があります。
【例文あり】ブランク明けの歯科衛生士の志望動機の書き方 で、シーン別に紹介しています。
ブランクのある40代歯科衛生士さんには、復職を検討してみてください。
ニーズが高い・給料がよい・ブランクに理解ある医院は多い・患者さんの役に立てる・自分のためになる…といったメリットがあります。
職場の雰囲気や勤務条件を事前にしっかりリサーチしてくれます。
安心して働ける歯科医院を探したい人にはおすすめです。
【自己PRの例文】異業種からの転職
異業種からの転職者は、前職のスキルをどのように歯科衛生士の仕事に応用できるかを明確に伝えることが重要です。
✔︎ 例文①
前職では営業職としてコミュニケーションスキルを磨き、顧客との信頼関係を築くことに成功しました。
このスキルを活かし、歯科衛生士として患者様との信頼関係を築き、安心して治療を受けていただける環境作りに貢献したいと考えています。
✔︎ 例文②
前職では販売員として、多様な顧客対応やコミュニケーションスキルを磨いてきました。特に、相手のニーズを正確に理解し、信頼関係を築く力は、歯科衛生士としても大いに活かせると確信しています。
新しい環境でも、患者様に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう努めていきたいです。
✔︎ 例文③
歯科衛生士として働いた後、介護士として働いていました。仕事をする中で問題解決力と状況判断力を培いました。
これを歯科衛生士の仕事に応用し、患者様の不安や課題を迅速に解決し、信頼される存在を目指していきたいです。
✔︎ 例文④
前職では、常に学び続ける姿勢を大切にしてきました。歯科衛生士としても、専門知識や技術の習得に努め、患者さんに貢献したいと考えています。
新しい環境での学びを活かし、歯科衛生士としてさらに成長し、チームの一員として医院に貢献します。
自己PRを書く前の準備
適切な自己PRを書くには、以下の準備が大切です。
- 性格を分析する
- 経験を振り返る
自分の性格を分析する
自分の性格を分析してみましょう。
友達・知人・家族からいわれるような、客観的な評価をまぜてもOKです。
✔︎ 具体例
- 責任感がつよい
- なにごとも積極的
- 気配りができる
- 社交的（コミュニケーション）
- ゆっくりだけど丁寧
どんな性格でも「個性」「長所」としてアピールすることができます。
自己分析ツール「ストレングスファインダー」を使って、自分の強みを把握した上で、それを具体的に自己PRに盛り込む方法は有効です。
あなたの強みを「見える化」することができます。
「自分にはどんな才能があるのだろう」「どんな武器を持っているのかな」…そんな答えを知りたい方はぜひ読んでみてください。
長所と短所の洗い出し
自分の長所と短所を明確に把握し、それに基づいた自己PRを作成することは重要です。
長所だけでなく短所を理解していることは、採用担当者にとって信頼性が高くなります。
✔︎ 例
「私は、チームワークを重視する一方で、時に慎重になりすぎる面があります。しかし、この慎重さを活かし、ミスを未然に防ぐことができると考えています。
このように、短所を長所に転じた具体例を示すことが有効です。
経験を振り返る
今までの経験を振り返ってみてください。
過去の経験や成果を振り返り、それを元に自己PRを作成することで、具体的な説得力を持たせることが重要です。
歯科に関わること以外でも問題ありません。
実績や具体的な成果に基づいた自己PRは、採用担当者にとって信頼性が高く、評価されやすいです。
✔︎ 具定例
- 歯科の資格、経験
- 歯科衛生士以外の特技や資格
- 子育て、介護の経験
- 学生時代の体験
そんなものない…という人もいると思いますが、心配なしです。
アピールできるものがない人は、「人に自慢できるものはありませんが、精一杯頑張りたいです」とアピールしましょう。
この一文だけで『正直さ』が伝わります。
歯科衛生士の自己PRの書き方のコツ
歯科衛生士の自己PRの「書き方のコツ」は、以下とおりです。
- 実績や強みをアピールする
- どのように貢献できるかを伝える
実際に筆者が利用した例文も紹介していきます。
実績や強みをアピールする
自己PRでは、過去の実績や自分の強みを具体的に述べ、それらが職場でどのように活かせるかを強調することが重要です。
具体的にどのような性格やスキルを持っているかを伝えましょう。
- 性格の柔軟さ
- 穏やかさ
- 冷静さ
- 忍耐力
- スキル
実績や強みを具体的にアピールすることで、採用担当者に対して説得力を持った自己PRを行うことができます。
筆者は、「穏やかな性格」を以下のようにアピールしました。
穏やかな性格なので、物腰柔らかに患者さんに接することができます。また困難な状況でも、冷静な判断ができると思っています。
どのように貢献できるかを伝える
自己PRでは「自分がどのように貢献できるか」を、具体的かつ簡潔に伝えることが求められます。
貢献ポイントを明確に示すことで、採用後の期待値を高めることができます。
✔︎ 例①
✔︎ 例②
小さなトラブルの種も発見できるように、周りに気を配りながら対応していきたいです。
✔︎ 例③
分かりやすく簡潔にまとめるように意識してください。
どう貢献できるかを具体的に述べることで、採用担当者に対して自信を持ってアピールでき、内定に近づくことができます。
NGな自己PR
NGな自己PR…は以下の3点です。
- 自分の利益ばかりアピールする
- 前の職場の悪口をほのめかす
- 書いてある内容が一致しない
この3点に気をつけると、それだけで印象がよくなります。
自分の利益ばかりアピールする
- たくさん給料がほしい
- ラクしたい
- いっぱい休みたい
…のような利益をほのめかして書いてしまうと、採用側としての雇うメリットがなくなってしまいます。
前の職場の悪口をほのめかす
- 残業多くて…
- 意地悪なスタッフがいて…
- 院長の性格が悪くて…
上記のような内容はNGです。
どこでも悪口を言う人、と思われかねないのでやめておきましょう。
すぐ辞める人…という評価にもなりやすいです。
書いてある内容が一致しない
内容に一貫性を持たせるようにしてください。
例えば「協調性」「確実性」をアピールしていたのに、さいごは「積極性」「社交性」の強調になっている自己PRを見かけます。
言ったいることが矛盾していると、一貫性がない…と思われてしまいます。
誇張しすぎたり、曖昧な表現を使ったりする自己PRは逆効果です。
ポイントをしぼって正直に自己PRすることが大切です。
自己PRと志望動機のちがい
自己PRと志望動機の大きな違いは次の通りです。
- 志望動機：志望理由と実現したいこと
- 自己PR：自分を採用するメリット
自己PRは「過去と現在までの自分（自分の強みや長所）」を記載します。これに対して、志望動機は「未来」について記載します。
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