- 50代・60歳以上の歯科衛生士の給料はいくら?
- 平均年収や時給の相場も知りたい
- 適正な給料をもらえて、長く働ける職場で働きたい…
歯科衛生士の給料は年齢によって差があります。
ですので、給料相場を知ることは大切です。
そこでこの記事では、50代・60歳以上の歯科衛生士の給料事情と、安定した給料をもらえる職場の見つけ方を解説します。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事を読めば、50代歯科衛生士の給料事情と、長く働ける職場が見つかる手順がわかります。
■ もくじ
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料事情
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料事情を紹介します。
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料・平均年収
50代、60歳以上の歯科衛生士の給料は、32〜35万円。平均年収は390〜430万円です。
✔︎ 50代60歳以上の歯科衛生士の給料・平均年収
50〜54歳 | 55〜59歳 | 60歳〜 | |
年収(残業・手当含む) | 400万円 | 430万円 | 390万円 |
1ヶ月の給料 | 33万円 | 35万円 | 32万円 |
手取り | 26万円 | 27.5万円 | 25.3万円 |
時給 | 1,400〜1,800円 | 1,400〜1,800円 | 1,300〜1,800円 |
» 民間給与実態統計調査結果(H30)と転職サイトの求人情報より
次の項目に当てはまるほど、給料は高くなる傾向があります。
- 地方より首都圏
- 経験がある
- 専門スキルがある
- スタッフからの信頼が厚い
- 歯科医院が儲かっている
歯科衛生士の平均年収は386万円。50代、60歳以上の歯科衛生士は、平均以上の年収をもらいやすい傾向があります。
50代・60歳以上の歯科衛生士の時給
50代・60歳以上の歯科衛生士の時給は、1,200〜1,800円です。
この辺りも、地域や経験によって差があります。
他の年代との比較
他の年代との比較は、以下の通りです。
✔︎ 歯科衛生士の年収 【年代別】
年齢(歳) | 20-24 | 25-29 | 30-34 | 35-39 | 40-44 | 45-49 | 50-54 | 55-59 | 60-64 |
平均年収(円) | 300万 | 340万 | 340万 | 350万 | 390万 | 370万 | 400万 | 430万 | 390万 |
年齢が上がるにつれて、徐々に平均年収も上がってきます。
年収の高い職場ランキング
歯科衛生士が高い年収をもらえる職場を、ランキング形式で紹介します。
- 1位:一般企業
- 2位:行政(役所・保健所・公立病院)
- 3位:歯科衛生士養成機関
- 4位:総合病院・大学病院
- 5位:大型の医療法人
- 6位:一般の歯科診療所
- 7位:介護施設・地域包括センター
(引用:歯科衛生士の勤務実態調査 報告書)
「年収500万円以上の歯科衛生士」の割合が多い順にランキングしました。
とはいえ年収が高い職場の求人は募集が少なく、でてもあっという間になくなってしまうので、定期的なチェックが必要です。
年齢制限が設けられているケースもあります。
くわしくは【稼ぐならココ】歯科衛生士の給料の高い職場ランキング をご覧ください。
「就職する方法」まで具体的に解説しています。
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料に関する特長
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料には、特長があります。
60歳以上になると給料は下がりやすい
60歳以上になってくると、歯科衛生士の給料は下がることがほとんどです。
歯科衛生士の労働している年齢は20代・30代が多く、求人数も若い世代が多くなるからです。
逆に50代までは、ある程度の給料は期待できます。
✔︎ 50代60歳以上の歯科衛生士の平均年収・月収
年齢 | 平均年収 | 月収(月額給料) |
---|---|---|
50〜54歳 | 400万 | 33万 |
55〜59歳 | 430万 | 35万 |
60〜64歳 | 390万 | 32万 |
とはいえ一般の業種に比べると比較的落差は少なく、長く働くことができます。
実際に、70歳を越えてバリバリ働いてる歯科衛生士さんもいます。
年を重ねても安定して働き続けるためには、「キャリアプラン」を考えることが大切です。
50歳からの歯科衛生士のキャリアプランについては、以下の記事を参考にしてください。
歯科衛生士はいつまでできる?
そもそも、歯科衛生士はいつまでできるのでしょうか。結論からいうと「体が健康なうちは、いつまでもできる」です。
実際に、50歳以降の就業歯科衛生士の割合は以下のとおり。
- 50代 17.9%(25,000人)
- 60歳以上 5.7%(8,137人)
(引用 » 厚生労働省 衛生行政報告例)
歯科衛生士の5人に1人は50代以上です。
歯科衛生士の免許は、一生涯使えます。そのため、働く意志があれば、基本的に働くことができます。
だからこそ働き方は、「自分で決める」ことが重要です。
転職は難しくなってくる
50代からの転職は、以下の理由から難しくなる傾向があります。
- 体力的に不利
- 職場にうまくなじめるか不安…と思われる
- 給料の条件が合わない
- 技術的なのびしろが少ない
- すぐやめるかも…と思われやすい
とはいえ、スキルや経験・人柄をうまくアピールすれば、必要とされる人材になることができます。
詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
給料は個人差がある
50代・60歳以上の歯科衛生士の給料は、個人によって差があります。
歯科衛生士としてのキャリアが、年収・月収に影響を与えるからです。
影響を与える要素は、次のとおりです。
- 地域
- 勤務期間
- スキルや資格
- ブランクの有無
- 病院の経営状態
個人の状況に応じて、給料がきまります。
時給で考えるのは重要
給料を時給に変換して考えることは、とても大事です。
以下の例をみてください。
- Aさん:1日10時間 22日間勤務 月収 33万円
- Bさん:1日8時間 20日間勤務 月収 30万円
給料はAさんの方が高いです。ですがこれを時給に換算すると、次のようになります。
- Aさん:時給 1,500円
- Bさん:時給 1,875円
長時間働けば給料はもらえますが、 Bさんに比べるとAさんの方が圧倒的に時給が低くなるのがわかります。
サービス残業や休日出勤など、タダで労働力を提供している場合…はさらに時給は低くなっていくので、注意が必要です。
条件がよいなら、このまま勤めるのはあり
条件がよい…と感じているなら、このまま勤め続けるのはおすすめです。
- 平均年収よりもらっている
- 相場より給料が高い
- 働く時間に融通が効く
- 人間関係が良好
給料面だけでなく、労働環境も働き続けるかどうかの基準になりますね。
とえいえ医院によっては、定年がある・退職金がない・再雇用制度がない・院長が高齢で閉院する…といった可能性もあるはず。
働き続ける場合は、ずっと働けるかどうか…を確認してください。
50代・60歳以上の歯科衛生士が安定して稼ぐ方法の例
50代・60歳以上の歯科衛生士が安定した給料をもらう方法の例を3つ紹介します。
- 長く働ける歯科医院で働く
- パートをかけもちする
- 訪問歯科で働く
長く働ける歯科医院で働く
将来的に長く働ければ、安定して給料をもらうことができます。
✔︎ 長く働ける歯科医院の特長
- 定年がない
- 院長が高齢ではない(後継者がいる場合は除く
- 人間関係が良好
- 周りのスタッフからの信頼が厚い
給料だけでなく、働く環境は大切です。
歯科医院選びのコツは、以下の記事を参考にして下さい。
パートを掛け持ちする
パートの掛け持ちは、安定した給料につながります。ひとつがうまくいかなくなっても、給料はゼロになりません。
- パートの掛け持ち
- 正社員とパートの掛け持ち
パートの掛け持ちを続けている歯科衛生士も多いです。
パートの掛け持ちでの働き方の詳細は、歯科衛生士にバイトの掛け持ちをおすすめする5つの理由 で解説しています。
私は職場の環境がキツすぎて、病んだ経験があります。復帰するとき、バイトの掛け持ちから始めました。
今なんとか歯科衛生士としてやれているのは、人間関係に恵まれているからです。
この辺りの経緯は、歯科衛生士をやめたいアラサーDHが理想の職場・働き方を真剣に考えた!試した結果は?でまとめています。
訪問歯科で働く
訪問歯科もおすすめです。働く歯科衛生士の年齢層が、比較的高いです。
50代・60歳以上の歯科衛生士が、たくさん働いています。
✔︎ 訪問歯科の仕事内容
- 診療の補助
- 口腔ケア
- 書類作成
- 診療器材や道具の運搬
- 関係各所との連絡
若い人ばかりの外来で疲れたひとは、訪問歯科を検討してみてください。
»【歴7年のDHが解説】訪問歯科で働く歯科衛生士の仕事内容・給料・キャリアパス!仕事は辛い?
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50代歯科衛生士におすすめ転職エージェントは、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
給料事情を参考に、安定して働ける職場を見つけましょう
今回は、50代・60歳以上の歯科衛生士の給料・平均年収について解説しました。
- 50代、60歳以上の歯科衛生士の給料は32〜35万円
- 平均年収は390万円〜430万円
- パートでの時給は1,200〜1,800円
- 60歳以上になると給料はさがる
給料・年収をしることは大切ですが、適正給料で安定して働き続けることはさらに重要です。
✔︎ 50代・60歳以上の歯科衛生士が安定した給料をもらう方法
- 長く働ける歯科医院で働く
- パートを掛け持ちする
- 訪問歯科で働く
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