病院内でのパワハラ・モラハラの事例を紹介します【微妙なケースも】

パワハラ・モラハラについてしりたい医療従事者「病院内でのパワハラ・モラハラの事例を知りたい。パワハラ・モラハラにならないパターンや微妙なケースも教えてほしい」

最近は「パワハラ」や「モラハラ」の認識が世の中で広まってきました。

この記事では、「医療従事者が受けるパワハラ・モラハラの事例」と「ハラスメントには該当しないケース」をまとめて解説します。

✔︎ 本記事の内容

✔︎ この記事を書いたひと

歯科衛生士 まな

転職4回の歯科衛生士 (X（Twitter）)
1年目にパワハラで病む／ブラック→ホワイトな職場で快適に勤務／今はスタッフ100名の医療法人で採用を担当

わたし自身、パワハラをうけて本当にツラい思いをしました。

この記事を読むと、自分が受けている行為がパワハラ・モラハラに該当するか…がすべてわかります。

看護師、歯科衛生士、歯科助手、介護士…といった医療機関で働く医療従事者のひとたちはぜひご覧ください。

■ もくじ

病院内でのパワハラ・モラハラの事例を紹介します

医療従事者が以下のような事例をうけた場合、ハラスメント（パワハラ・モラハラ）に該当します。

パワハラ・モラハラの定義

まずは、パワハラ（パワーハラスメント）とモラハラ（モラルハラスメント）の定義について解説します。

パワハラは、「上の立場のひと」が「下の立場のひと」におこなうものです。

一方で、モラハラに立場は関係ありません。 「部下から上司」「同僚から同僚」もあり得ます。

引用：厚生労働省　パワーハラスメントの定義について

事例 ①：身体的な攻撃

その名のとおり、身体に危害を加える行為です。

殴る・突き飛ばす・叩く・立ちっぱなしにさせる…などです。

✔︎ 具体例

事例 ②：精神的な攻撃

人格や尊厳を否定するような言動と行動…です。

相手をバカにするような言葉・地位を脅かす表現・執拗な叱責・罵倒…などが当たります。

✔︎ 具体例

事例 ③：人間関係の切り離し

仲間はずれにして、無視をしたり必要な情報を与えない…といった行為です。

席を隔離する・不必要な自宅待機を命じる・必要な資料連絡を伝えない…などが該当します。

✔︎ 具体例

事例 ④：過大な要求

到達できないような仕事量を与えたり、無茶な期日を設定したりすること…です。

明らかに達成不能なノルマを課す・終業間際に大量の仕事を押し付ける・他人の仕事をやらせる…などが該当します。

✔︎ 具体例

事例 ⑤：過小な要求

能力に見合わない単純作業を命じたり、必要性の乏しい作業のみを命令したりすることです。

看護師に資料整理だけやらせる・歯科衛生士にコピーやお茶くみなどしかやらせない…などが当たります。

✔︎ 具体例

事例 ⑥：個の侵害

プライバシーや私生活に過剰に立ち入る行為です。

休日の過ごし方や、交際相手の存在などしつこく聞くような行為です。

✔︎ 具体例

逃げ出す勇気を持ちましょう

上記に該当した状態で働いていると、いずれ病んでしまいます。

「すぐに辞めたい人」「辞める勇気がない人」は、退職代行サービスの利用がおすすめです。

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ハラスメントを受けて悩んでいる人は、無料カウンセリングを受けてみましょう。

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病院内におけるパワハラ・モラハラは立場に関係なく発生する

モラハラは、精神的な暴力や言葉や態度による嫌がらせです。

立場が関係なく起こることが特徴です。

私も経験しましたが、部下から上司に対するモラハラも増えています。

上司から部下へのモラハラ

上司から部下へのモラハラは、パワハラと重なる場合があります。

歯科衛生士 まな

上司から精神的な被害をうけると、それはパワハラでもありモラハラでもあります。

悪口、陰口、無視…といった以外にも、正座させる…などの行為も当てはまります。

同僚から同僚へのモラハラ

同僚から同僚もあり得ます。

✔︎ 具体例

パワハラ同様に、悪い噂を流す…などといった「人を貶める行為」も該当します。

歯科衛生士 まな

加害者が「上から目線」になるケースも。

部下から上司へのモラハラ

最近は、部下から上司のハラスメント…が増えてきました。

✔︎ 具体例

転勤してきた上司にいままでいた社員が嫌がらせをする…という事例も実際にありました。

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ハラスメントに当たらない微妙なケース

すべてがハラスメントになるわけではない

すべての行為がハラスメントにあたるかというと、ハラスメントにあたらないケースもあります。

上記のようなケースはハラスメントに当たらない可能性が高いです。

歯科衛生士 まな

業務上の適切な範囲と認められる場合は、ハラスメントには当たりません。

ハラスメントに該当するケース

ハラスメントに該当してくるケースは、叱責に加えて、人格否定や暴力が加わることです。

仕事に関する指導だけではハラスメントに当たらないので、注意しましょう。

仕事での指導はあくまで「仕事を円滑にすすめるために必要なもの」という認識です。

ハラスメントから逃げる勇気も必要

ハラスメントを受け続けると、身体だけでなく心も不調に陥ります。

仕事する上で1番大切なことは、自分自身の健康です。

歯科衛生士 まな

状況によっては、逃げる勇気を持つようにしてください。

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【加害者の末路】ハラスメントをおこなった人の責任は重い

最後に、ハラスメントをおこなった人の責任について解説します。

民事上の責任と刑事上の責任にわかれます。（弁護士さんに確認していますが、必ず自分でも確認してください）

民事上の責任

民事上の責任を請求される可能性があります。

対象は「行為者」と「職場（病院・法人・会社）」です。

刑事上の責任

刑事事件として訴えられる可能性もあります。

パワーハラスメントによって被害者が精神疾患を患った場合、傷害罪に当たることがあります。

歯科衛生士 まな

15年以下の懲役又は50万円以下の罰金…などが課される可能性も。

社会的地位の著しい低下

ハラスメントを行った場合には、職場だけでなく社会的にも信用・地位を失うことになります。

なぜなら法律上の責任が課せられるからです。

「ハラスメントをしたひと」という認識で生きていかなければなりません。

病院内のパワハラ・モラハラから逃げ出そう

今回は、病院内でおこるパワハラ・モラハラの事例をそれぞれ解説しました。

ハラスメントは、シンプルに犯罪です。もし、ハラスメントを受けている人はすぐにでも対策してください。

身体を守るために、逃げることも忘れないでくださいね。

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あまりオススメはしませんが、院長と戦う…という選択肢もあります。

以下の記事では、「院長を訴える方法」を解説しています。興味のある方はご覧ください ▼

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ハラスメントに悩む人が、つらい思いから解放されますように。

今回は以上です。

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