- 歯科衛生士だけど転職を考えている
- 履歴書の書き方とか自己PRとかよくわからない
- 希望の歯科医院に就職したいから、適切な書き方を教えてほしい
履歴書は就職・転職の成功を左右する重要なものです。内容が、採用の決め手になるケースも。
一方で、あまり書く機会がないので、書き方に迷う歯科衛生士さんは多いです。
✔︎ この記事を書いたひと
そこでこの記事では、歯科衛生士の履歴書の書き方を、網羅的に紹介します。
この記事をよむと、他の候補者と差別化した履歴書を作成することができます。
■ もくじ
歯科衛生士履歴書の基本
歯科衛生士の就職活動で必要な「履歴書」について解説します。
履歴書の選び方
履歴書の選び方を紹介します。
購入場所
履歴書はコンビニ・100円ショップ(100均)・文具店・ネット上からダウンロードなど様々な場所で入手することができます。
身近な場所で購入しましょう。
サイズ
履歴書にはA4サイズとB5サイズがあります。
指定がなければどちらでも構いません。
様式
履歴書により、項目の数や行数に違いがあります。書きやすいものを選んでください。
✔︎ 新卒者
趣味やクラブ活動、自己PR欄が充実しているものがおすすめ。
職歴が少ない分、学校生活で頑張って来たことや長所等を積極的にアピールしましょう。
✔︎ 中途採用者
学歴・職歴欄が充実しているものがおすすめです。
経験を十分にアピールしたい方は職務経歴書を活用しましょう。
✔︎ パート
自己PRと志望動機が同じ欄になっている様式と別々の様式があります。
![歯科衛生士 まな](https://dental-hygienist.blog/wp-content/uploads/2023/08/6e8f3522e694a0b72f4aaa2b855acd4c.png)
書ける内容が少ない場合、自己PRと志望動機をまとめてしまう方が好印象です。
用意するもの
履歴書
未使用のもの。コピーや使い回しはNGです。
黒いペン
ボールペンや万年筆を使用してください。消えるペンはダメです。
印鑑
押印欄があれば必要となります。認印を使用しましょう。
シャチハタはNGです。
証明写真
縦40㎜×横30㎜。3か月以内に撮影したもの。
基本はスーツで、ない場合は白のシャツに黒系のジャケットを着用し撮影してください。
髪を結い、前髪は目に被らないようにします。
歯を見せずに微笑む程度の明るい表情で、清潔感を出し好印象に繋げましょう。
両面テープまたは糊
証明写真の貼り付けに使用します。履歴書購入時に付属されていることが多いです
封筒
履歴書購入時に付属のものでOKです。色は白が好ましいです。
履歴書をクリアファイルに入れてから、封筒に入れましょう。
歯科衛生士免許
資格取得欄に正確な年月日を記入してください。
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その他
とくに記入する必要はありません。
歯科衛生士履歴書の書き方
履歴書の書き方を解説します。自己PRや志望動機の書き方も紹介します。
履歴書|項目ごとの解説
日付
提出日を記入してください。
氏名
苗字と名前の間はスペースを空けて見やすくしましょう。
ふりがなは履歴書に記載されている文字に合わせて記入してください。
- ふりがな→平仮名で記入
- フリガナ→カタカナで記入
生年月日
和暦、西暦はどちらでも問題ありません。全体で統一するのが重要です。
年齢は記入日時点のものを記入します。
現住所
都道府県から建物名、部屋番号まで省略せずに記入がマナーです。
学歴
高等学校入学以降の学歴を記入します。長くても省略はせずに、正式名称で記入しましょう。
新卒者の場合で卒業前の方は、卒業見込みと記載してください。
留年や休学歴がある場合も、記載しましょう。
職歴
学歴と職歴が一つの欄になっている場合は、学歴の後に職歴を記載します。
省略せずに正式名称で記入しましょう。
退職予定があれば、時期を記載します。
退職理由は「一身上の都合で退職」と記入してください。
免許・資格
歯科衛生士免許を記入します。
歯科衛生士免許の他、仕事に活かせるスキルは積極的に記入することをおおすすめです。
趣味や明らかにしかと関係ないスキルは記入しない方が良いです。
本人希望記入欄
最低限の外すことのできない要望のみを記載してください。
特にない場合は「貴院の規定に従います」と記入しましょう。
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「特になし」「ありません」と書かないようにしてください。
本人希望記入欄には、勤務条件・待遇・志望動機・自己PRは記入する必要はありません。
写真
裏面には名前を記入します。規定サイズのものを貼り付けてください。
写真の貼り付けは、書き直しの可能性があるため、最後にしておきましょう。
自己PR
自己PRとは、長所・強み・特技をアピールする箇所です。
いままでの経験や性格の特徴を記載します。
自己PRの考え方
PRできる内容がある場合とない場合でちがいます。
自分の強みが明確に分かっている方
つよみを活かして、どうように貢献できるかを考えてみてください。
✔︎ つよみの例
- 歯科衛生士免許以外の資格を保有
- 前職で重要なポジションにいた
- コミュニケーションが得意
- 数学が得意科目なので計算が好き
積極的にアピールしましょう。
自分の強みが分からない・自信がまだない方
歯科衛生士としての目標・理想・心がけを考えてアピールしていきましょう。
✔︎ つよみの例
- 仕事にやる気を感じている
- 穏やかな性格を活かして貢献したい
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強みがないのは、強みです。
前職のやり方に染まっているより、一から教えられる状態を好む歯科医院は多いです。
協調性、継続力、責任感などどれかがアピール出来ると好印象に繋がりやすくなります。
自己PRの書き方のコツは 歯科衛生士の自己PRの例文を紹介します【転職/新卒/ブランク】 ご覧ください。
志望動機
志望動機とは、「この歯科医院で働きたい理由」。働きたい意欲や自分の考えを記入してください。
ポイントは以下の2つです。
- 「なぜこの歯科医院なのか」をはっきり書く
- 「キャリアビジョン」を明確に書く
ホームページや求人を確認して、歯科医院の理念や業務内容をリサーチしてみるのは有効です。
- 院長の診療方針・経歴・得意分野
- 設備
- 患者層
- 勉強会やセミナー
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「一般」「矯正」「訪問」などの分野によっても志望動機は変わります。
「在職中」「パート」「ブランク」「新卒」のような個人の属性も重要です。
志望動機の具体例は、衛生士の志望動機!そのまま履歴書にコピペできる例文集 をご覧ください。
歯科衛生士の履歴書【Q&A】
歯科衛生士の履歴書のよくある疑問をまとめました。
パソコン?手書き?
指定がなければどちらでも構いません。
手書きの場合は、丁寧に書きましょう。
間違えてしまったらどうする?
初めから書き直してください。
修正テープや二重線での書き直しはNGです。
職務経歴書は必要?
指定されない限り必須ではありません。
- 履歴書:学歴・自己PR・志望動機を記載する書類
- 職務経歴書:今までの仕事内容を記載する書類
履歴書の内容で十分なケースが多いです。
役職に就いていた、特化した資格がある場合は、履歴書の「自己PR」の蘭で伝えましょう。
面接時に、口頭でもう一度伝えると効果的です。
短期間でやめてしまった場合も記載は必要?
短期間でも記載は必要です。
入職後に判明すると印象が悪くなるだけでなく、虚偽になることも。
そのため、正直に記入することをおすすめします。
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正社員だった場合、社会保険の履歴で、バレてしまう可能性もあります。
提出方法は?
持参(面接時)・郵送・メールのどれかです。歯科医院の指示に従いましょう。
指示がなければ、持参でOKです。
持参する場合
表の右下に、赤文字で「履歴書在中」。宛名、送り先は不要です。
裏面左下には、自分の住所と氏名を記入します。
クリアファイルに入れた履歴書を封筒に入れて持参します。
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直接封筒を手渡すときは、糊付けしないようにしてください。
郵送の場合
A4サイズの送付状を同封し、クリアファイルに入れた履歴書と封筒に入れて郵送します。
裏に自分の住所と名前を記入します。
どちらも縦書きが一般的です。
メール
作成した履歴書をPDF形式に変換してから添付します。
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必ず件名を入れ、本文と名前の記載を忘れないようにしてください。
印刷しておいて、面接当日も履歴書は持参すると安心です。
見学のみでも履歴書は持参?
見学と面接を兼ねているケースもあるため、「見学のみ」のつもりでも履歴書は持参してください。
見学時に、履歴書の提出が出来るとスムーズですし、熱意を伝えることができます。
✔︎ 合わせて読みたい
歯科衛生士が履歴書で落ちる原因
書類選考で落ちやすい履歴書のパターンを紹介します。
志望動機がわかりづらい
志望動機は、採用担当者が重要視する項目のひとつです。
なぜその歯科医院を志望したのか、はっきりと具体的に書きましょう。
- 理念に共感した
- 歯周病に興味があった
- 今までの経験を活かしたい
»【テンプレ】歯科衛生士の志望動機!そのまま履歴書にコピペできる例文集
「この歯科医院でなきゃいけない」必要性がわかると、採用担当者の印象がグッとアップします。
ダブルチェックをしていない
ダブルチェックをしていない履歴書は、雑な印象を与えてしまいます。
✔︎ ダブルチェックをしないと起こるミス
- 書き漏れがある
- 誤字脱字がある
- 日本語のニュアンスがおかしい
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一度書いた履歴書は、時間が経過してから見直しましょう。
転職エージェントに依頼すると、履歴書作成のサポートだけでなく、ミスがないか確認してくれるので安心です。
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デンタルワーカーの口コミ・評判を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
» 口コミ・評判|デンタルワーカーを徹底レビュー【歯科衛生士が転職成功する近道】
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ファーストナビの口コミ・評判の詳細を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
» ファーストナビ歯科衛生士を徹底レビュー【人間関係◎の職場がみつかる】
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» 顧客満足度No.1!歯科転職ナビの評判・口コミを徹底検証
履歴書記入後の「最終確認リスト」
すべての記入が終了したら、不備がないか必ずチェックをしましょう!
- 記入漏れはないか(日付やフリガナ)
- 誤字脱字はないか
- 経歴の年月日は正しいか
- 年号は統一されているか
- 下書きの消し忘れはないか
- 写真は貼られているか
- 履歴書のコピーは取ったか
自分らしい履歴書を作成しよう
この記事では、歯科衛生士の履歴書の書き方を紹介しました。
新卒やブランクがある人・転職を希望する人は、マニュアルに沿って書き進めれば大丈夫です。
書くのは面倒に感じますが、それぞれの歯科医院に合わせて作成し、自分の魅力を伝えましょう。
より完璧な履歴書を作成したい人は、歯科衛生士むけの転職サイトの利用がオススメです。
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以下の記事では、歯科衛生士の転職のコツを紹介しているので併せてご覧ください。