【初めて】転職が未経験だけど職場選びに失敗したくない歯科衛生士さんへ

初めての転職に不安を感じていませんか？

歯科衛生士は職場によって働きやすさが変わるため、歯科医院選びは重要です。

そこでこの記事では、転職経験4回の歯科衛生士が「転職未経験者が職場選びに失敗しないコツ」「求人の探し方」を解説します。

✔︎ この記事を書いたひと

歯科衛生士 まな

転職4回の歯科衛生士 (X（Twitter）)
1年目にパワハラで病む／ブラック→ホワイトな職場で快適に勤務／今はスタッフ100名の医療法人で採用を担当

この記事を読めば、転職未経験の歯科衛生士が「働きやすい職場を見つけるための手順」がすべてわかります。

初めての転職に不安がある歯科衛生士さんは、ぜひご覧ください。

■ もくじ

初めての転職でも安心していい5つの理由

初めての転職は不安ですよね。

ですが、転職の不安を解消できる歯科衛生士ならではの理由があります。

歯科衛生士は人手不足

いま歯科業界は、歯科衛生士の人手が足りません。

実際に、歯科衛生士の有効求人倍率は20倍。

歯科衛生士 まな

これは、1人の歯科衛生士に対して20件の歯科医院が募集をかけている状況です。

転職未経験はまったくマイナスならないどころか、重宝してくれる職場は多く存在します。

歯科衛生士の転職率は高い

歯科衛生士の転職は「よくあること」です。

歯科衛生士 まな

私のように4回も転職している人もいるので、過度に不安にならなくて大丈夫です。

未経験OKの求人は多い

「未経験OK」の求人は多いです。ここでの未経験は、以下の2パターンです。

ひとつの歯科医院でしか働いていないと、他の歯科医院の内情はわかりませんよね。

教育体制が整っている歯科医院に就職すれば、転職未経験でも安心です。

▽「転職未経験の歯科衛生士が職場を選ぶコツ」へ飛ぶ ▽

転職市場が確立されている

20年以上前から歯科衛生士の転職市場は存在します。そのため求職者と求人を結ぶルートが確立されています。

転職のルートは以下の4つ。

4つのルートをうまく使えば、求人が見つからない・どうしてよいかわからない…といった悩みは、すべて解決できます。

歯科衛生士 まな

20年以上続いている転職サイト（デンタルワーカーリンク）も。

今の自分が使えるルート・使いやすいルートを利用してみてください。

誰でも最初は未経験

誰でも「初めて」は不安に感じます。

今の環境を少しでも変えたい人は、勇気もってチャレンジしてください。

転職未経験の歯科衛生士が職場を選ぶコツ

転職未経験の歯科衛生士が職場を選ぶコツは、次のとおりです。

教育制度が整っているかチェックする

初めての転職は、ひとつの歯科医院のやり方しか知らない状態です。

新しい歯科医院のやり方に早く慣れるためにも、教育制度が整っているか確認するのは重要です。

資格の取得を応援してくれる歯科医院もあります。

逆に、完全に放置されたり歯科衛生士業務以外の仕事が多いと、仕事を覚えるのにストレスがかかります。

労働条件をチェックする

労働条件も、職場を選ぶ上で大切です。

給料

給料は生活するために重要。必ず確認したい項目です。

歯科衛生士 まな

総支給額だけでなく、手取り額やボーナスの有無も確認しましょう。

勤務時間

実際の営業時間ではなく、実働の時間をチェックするのは大切です。

残業や前残業の有無も確認してください。

休日

休日は職場の制度によって、実際の働き方はまったく違います。

1週間の中で2日間の休みがほしいなら、完全週休2日制の歯科医院を選ぶのがおすすめ。

歯科衛生士 まな

長く働きたいなら、育休や有休の取得実績を忘れずに確認してください。

人間関係をチェックする

一緒に働く人たちがどんな人柄なのか気になりますよね。

実際、歯科衛生士の転職理由のトップは人間関係。つまり多くの人が、人間関係で悩みがちです。

歯科衛生士 まな

転職して後悔しないために、できる限り人間関係は調べておきましょう。

人間関係を事前に調べる方法は以下の4つです。

1.Googleの口コミ

Googleの口コミは、院長やスタッフの人柄を読み取る参考になります。似たような悪い口コミがある場合は要注意。

2.医院のブログ

文章の雰囲気や更新頻度、同じ人が書いてるか…などから、院内の雰囲気をくみ取ることができます。

3.転職エージェントからの情報

転職エージェントは、内部の情報をリサーチして転職前に教えてくれます。

見学・面接

見学・面接は、雰囲気を直接感じることができる貴重な機会です。

歯科衛生士の人数が多いクリニックを選ぶ

小規模な歯科医院に比べて、歯科衛生士の人数が多い歯科医院の方がおすすめです。

歯科衛生士 まな

医院の規模は好みもありますが、小規模の歯科医院でブラックだと最悪です。

5人以上の歯科衛生士が在籍している職場だと、人間関係が分散されるのでおすすめです。

未経験ならパートから挑戦もあり

転職が初めてなら、パート（非常勤）のクリニック求人から選ぶ方法もあります。

✔︎ パートで働くメリット

パートの社会保険加入の条件 » 政府広報オンライン

✔︎ パートで働くデメリット

歯科衛生士 まな

私は、パートを掛け持ちして、馴染めた職場で正社員になりました。

»【向いてない】歯科衛生士をやめたいアラサーDHが理想の職場・働き方を真剣に考えた！試した結果は？

未経験で不安がある方は、パートでリスクを分散しながら働くことも選択肢に入れてみてください。

ブラックな歯科医院を見抜くためのポイント

転職を経験する中でわかった「要注意の求人」の特徴を紹介します。

募集の文言が抽象的

アットホーム・挑戦・成長…この辺りのワードは要注意です。

「若手が活躍」と書いてあった職場が、ただ単にスタッフが定着していないだけだったことも。

募集の文言通りの職場も存在しますが、不自然に抽象的な言葉を使っている所には注意してください。

歯科衛生士 まな

耳障りのよいフレーズに心を動かされた場合は、一度冷静になって具体的な仕事内容を確認しましょう。

給料が極端すぎる

給料が極端なのは要注意です。

歯科衛生士 まな

低いから楽とは限りませんし、高すぎるのは仕事がハードすぎたり、ノルマがあるケースもあります。

給料の幅が広いと上限に目が行きがちですが、実際は下限からのスタートが多いです。

転職サイトなどで、働く地域の給料相場をチェックしておきましょう。

掲載期間が長い

掲載期間が長い歯科医院は「従業員が入らない」または「入ってもすぐ辞めてしまう」環境である可能性が考えられます。

歯科医院の規模を大きくしているのであれば募集期間が長いケースもありますが、判別は難しいです。

歯科衛生士 まな

掲載期間は、「3ヶ月」は要注意で「6ヶ月」は危険です。

掲載期間の長さを知るには、定期的に求人をチェックしておく必要があります。

就業規則が存在しない

就業規則が存在しない職場は、働いた後に給料や労働条件が覆される可能性があります。

見学・面接のときに違和感がある

実際に職場をみたり、院長や働くスタッフと会話する中での違和感は正しいことが多いです。

歯科衛生士 まな

私は、高圧的な態度で面接をうけて、やっぱり続きませんでした。

院内の清潔感や電話対応などから違和感を感じるケースもあります。

働いた後にストレスをためたくないなら、入局しない方が無難です。

▽「転職未経験の歯科衛生士が転職を成功させる４つの秘訣」へ飛ぶ ▽

初めての転職に関しての注意点

転職が初めての人が注意するポイントを紹介します。

歯科医院によってやり方は違う

今までの職場のやり方と違うことがほとんどです。

歯科衛生士 まな

給料の振り込みや残業・有給に対する考え方も医院それぞれです。

今までの当たり前が当たり前じゃないので、慣れも必要です。

謙虚な姿勢で働くようにしてください。

転職先を決めてから退職する

転職先をまずは決めましょう。在職中の転職活動は大変ですが、メリットは大きいです。

一方、退職後の転職は転職活動に専念できますが、収入が途切れます。

そんな中で就職が決まらないと、焦りが生まれてしまいブラックな職場に就職してしまうことも。

先に転職活動をしておくのは大切です。

知り合いの紹介を使った転職にはデメリットもある

中には知り合いの紹介で転職する人もいるはず。

知り合いの紹介での転職は、メリットもデメリットもあります。

✔︎ 知り合いの紹介で転職するメリット

✔︎ 知り合いの紹介で転職するデメリット

歯科衛生士 まな

知り合いが「信頼できる人かどうか」は重要です。

知り合いだけに頼らず、「自分でも情報収集する」「他と比較検討する」「就職前に条件を確認する」を忘れずに行いましょう。

ハローワークのメリット・デメリット

ハローワークは、厚生労働省が全国に設置する公共職業安定所。

求人情報の閲覧や職業相談ができます。

✔︎ ハローワークを使うメリット

✔︎ ハローワークを使うデメリット

ハローワークはどんな歯科医院でも無料で掲載できるので、ブラックな職場が一定割合で存在します。

「地元で働きたい」「地元に貢献したい」と思っている方にはハローワークでの転職活動は向いています。

人間関係がうまくいかないと働きづらい

結局、働く上で大切なことは人間関係です。

歯科衛生士 まな

ぶっちゃけ院長やスタッフとの相性で、働きやすさが決まります。

できる限り、事前に人間関係をリサーチするようにしてください。

他業種もあり

歯科業界が嫌になって、他業種を考えるひとはわりと多いです。

実際に、歯科衛生士免許を持つ人の半分は歯科衛生士として働いていません。

歯科衛生士から転職する選択肢には、次のようなものがあります。

歯科衛生士として別の業種へ転職する

歯科衛生士を活かせる他業種はあります。

歯科衛生士 まな

歯科関連企業はライオン・モリタといった会社です。

馴染みがありますよね。

まったくの異業種へ転職する

歯科業界から完全に離れると、業界の幅は広がります。

実際に以下のような仕事をしている歯科衛生士さんも。

求人によっては年収500万円を超えるような好条件の企業も存在します。

新しい経験ができるので、歯科衛生士の仕事を続けたくない人は、他業種も検討してみてください。

歯科衛生士が他業種をさがすときにおすすめ転職サイト » マイナビに登録してみる

転職未経験の歯科衛生士が転職を成功させる４つの秘訣

「転職して後悔しないのかな…」と不安になりますよね。

歯科衛生士が転職を成功させる4つの秘訣を紹介するので、転職活動をすすめる際の参考にしてください。

秘訣1：転職の条件に優先順位をつける

優先順位を明確にしていないと、一番優先したい条件をいつのまにか見失ってしまう可能性があります。

優先順位を明確にして転職活動に臨みましょう。

特に、給料が優先なのか、プライベートと仕事の両立が優先なのかで、優先順位は変わります。

✔︎ 給料が優先な人の重要項目

✔︎ プライベートと仕事の両立が優先の人の重要項目

給料も高く、労働時間も短い…という職場はよほど運に恵まれないとありません。

歯科衛生士 まな

「なにが妥協できるか」を考えるのがポイントです。

一番優先したい条件を決めると、転職先を選ぶ基準がはっきりし、転職未経験でも失敗は少なります。

秘訣2：2〜3つの歯科医院を見学する

医院の雰囲気をつかむために、見学は必須です。

比較するために、2〜3つの歯科医院を見学するのがおすすめ。

見学は面倒くさいですが、転職に失敗しないためには大事なことです。

✔︎ 見学のポイント

求人情報を眺めただけではわからないことも、見学でわかったりします。

歯科衛生士 まな

スタッフに直接話を聞くのも効果的。

詳しくは、歯科衛生士は「歯科医院の見学」で職場選びの決め手をつかもうを参考にしてください。

見学時は面接もセットでおこなわれることもあります。そのときは、他でも面接している旨を伝えて大丈夫です。

それに渋るような医院は、最初から就職すべきではないかもしれません。

秘訣3：退職理由は前向きに伝える

面接では、前職を退職した理由を聞かれるケースが多いです。

「残業が多い」「人間関係に疲れた」といったネガティブな理由はマイナスな印象を与えてしまいます。

前向きな理由を伝えて、ポジティブな印象を与えましょう。

たとえ「給料がやすい」「人間関係が最悪」が本音でも、伝え方によって印象は変わります。

»【歯科衛生士の退職理由TOP5】面接で好印象を与える転職理由を例文付きで紹介

秘訣4：歯科衛生士専門の転職サイトを活用する

未経験でクリニックへの転職を成功させるなら、歯科衛生士転職サイトの活用がおすすめです。

希望にあった求人が簡単に検索できるからです。

歯科衛生士 まな

さらに今は、転職の相談相手に「転職エージェント」を利用するのが効果的になってきました。

転職サイトに登録すると、転職エージェントのサポートが無料で受けられます。

✔︎ 転職エージェントのサポート

これらを全部自分でやろうとしたら大変です。転職エージェントを活用しない手はないと思います。

「今こういう状況で、こういう年齢なんだけど、いい求人ありませんか？」

こう聞いてみるだけでも、いままで考えもしなかった選択肢が出てくるかもしれません。

初めての転職におすすめ！失敗しない歯科衛生士転職サイト3選

転職が未経験の歯科衛生士におすすめの転職サイトを、3つピックアップしました。

歯科衛生士 まな

私が実際に利用した転職サイトです。

自分には合わないと思ったときには気軽に退会できます。30秒で無料登録できるので、利用して
みてください。

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まず初めの1社を選ぶならば、求人数・サポート共に充実している「デンタルワーカー」がおすすめです。

しかし担当者との相性にも左右されるため、転職サイトは2~3社まとめて登録しておくことをおすすめします。

手厚いサポートを受けるなら「デンタルワーカー」

デンタルワーカーは優秀なアドバイザーによるサポートを受けることができます。

初めての転職活動に不安を感じる歯科衛生士さんはぜひ利用してみてください。

年間3万人の転職実績がある老舗サイトなので、1番オススメです。

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デンタルワーカーの詳細は、次の記事で解説しています。

» 口コミ・評判｜デンタルワーカーを徹底レビュー

人間関係をリサーチしてくれる「ファーストナビ」

ファーストナビは歯科医院へ訪問してのリサーチを得意とする転職サイトです。

人間関係に悩んだことのある歯科衛生士さんにおすすめです。

ファーストナビの詳細は、次の記事で解説しています。

» しつこいって本当？ファーストナビ歯科衛生士を徹底レビュー

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豆知識｜歯科衛生士の転職の実情

歯科衛生士の転職の実情を紹介しておきます。

歯科衛生士の転職率は？

歯科衛生士の転職率は76.4％。

およそ8割が転職を経験しています。

歯科衛生士の離職率が高い理由は？

少人数の職場が多いので、人間関係でストレスを感じやすいです。

過酷な労働環境や残業が多いことも理由としてあげられます。

歯科衛生士はどんな人が向いている？

次に当てはまる人は歯科衛生士に向いています。

逆に向いていない歯科衛生士は、歯科衛生士をやめたいアラサーDHが理想の職場・働き方を真剣に考えた！でをご覧ください。

まとめ：勇気を持ってチャレンジしましょう

転職未経験の歯科衛生士が転職する際のポイントをまとめました。

コツを知ることは大事ですが、「実際に行動する」…はさらに重要です。

転職にリスクはありますが、転職活動するだけならノーリスク。まずは、求人の確認をしてみましょう。

歯科衛生士 まな

「いま不満に感じていることを克服する」ために、少しだけ勇気を出してみてください。

かならず自分に合った歯科医院は見つかります。初めての転職が成功しますように！

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