「歯科衛生士は年収1000万円を稼ぐことは可能?」と考えたことのある歯科衛生士さんはいませんか?
年収1000万円はハイスペックですが、歯科衛生士で年収1000万円を達成するのはかなり難しいです。
しかし、歯科衛生士以外の仕事をかけあわせることで、可能なケースも。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事では、「歯科衛生士が1000万円を稼ぐことは可能なのか」と「年収を上げる方法」を紹介します。
■ もくじ
歯科衛生士は年収1000万円稼げるの?
結論、かなり難しいです。
年収1000万円は月収で83万円。1日8時間労働を週5日で1年間働いたとして、時給換算で5200円です。
歯科衛生士転職サイトには、月収83万円や時給5200円の求人は見当たりません。
そのため、歯科衛生士として年収1000万円は現実的にかなり難しいです。
(» 歯科衛生士の年収を徹底解説 )
しかし、起業をする・副業で収益を得る・一般企業で働く…といった方法で、1000万円に到達する可能性はあります。
✔︎ 知恵袋でも、1000万円の歯科衛生士はいない
Yahoo!知恵袋でリサーチすると、「歯科衛生士で1000万円はいますか?」と言う質問がありました。
それに対して「いないと思いますが、国家資格なので安心です」といった趣旨の回答でした。
» 実際の回答はこちら
歯科衛生士で年収1000万円稼ぐ方法
歯科衛生士で年収1000万円は絶対に不可能とはいえませんが、レアケースです。
以下の方法は、年収1000万円に到達する可能性があります。
✔︎ 歯科衛生士で年収1000万円稼ぐ方法
歯科衛生士の業務だけで1000万円稼ぐのは難しいです。
他業種で働く
歯科衛生士としてではなく、他の業種に就職すると1000万円の可能性があります。
実際、営業や商品開発をおこなう一般企業では、1000万円越えの求人があります。
モリタ・ライオン・サンスターといった大手歯科企業の求人が出ることも。
臨床以外の仕事に興味のある人は、一度求人をチェックしてみてください。
✔︎ 一般企業の情報が多い転職サイト(登録無料)
- リクルートエージェント:利用者満足度No.1・10万件の非公開求人・初めての転職や未経験求人に強い
- リクナビNEXT:毎週2.6万人が新規登録・ホワイト企業や優良企業に出会える・LINEから気軽に相談可能
- ビズリーチ:会員制の求人サイト・ハイクラスのビジネスパーソンと人材を探す企業をマッチング
歯科衛生士の一般企業への転職については、一般企業で働きたい!歯科衛生士が会社勤めする魅力・注意点・転職方法を徹底解説で詳しく解説しています。
研究機関に就職する
歯科衛生士として年収1000万円の給料をもらっている職場は「研究機関」「歯科衛生士養成機関」です。(歯科衛生士の勤務実態調査 報告書)
募集がでてもすぐになくなってしまうので、役所や歯科衛生士学校の求人をチェックしておく必要があります。
とはいえ、歯科衛生士で1000万円もらえるのは、全体の0.1%(4000人中5人)。かなり狭き門なので現実的ではありません。
年収1000万円とはいきませんが、総合病院や大学病院は「5人に1人が年収500万円以上」もらっているので、狙い目です。
歯科衛生士の給料の高い職場は、【稼ぐならココ】歯科衛生士の給料の高い職場ランキング をご覧ください。
起業する
起業する(自分で事業を起こす)と、1000万円を稼げる可能性があります。雇用される側から経営する側になるからです。
そのため、年収1000万円以上稼げる可能性があります。
実際に、下記のような事業にチャレンジしている歯科衛生士さんもいます。
- ライター
- 不動産賃貸業
- プログラマー
- ネイリスト
とはいえ、全く稼げない可能性や、事業の内容によっては借金を抱える場合も。
まずは趣味を活かした副業から始めてみるのがおすすめです。
»【筆者も実践】歯科衛生士におすすめの副業11選!パート?在宅ワーク?異業種?
家族単位で考える
収入を家族単位で考えると、1000万円が近づきます。
とくに結婚している人は、配偶者の方との合算で1000万円を目指してみてください。
1馬力よりも2馬力の方が、2倍稼ぎやすいです。
あなたの年収が350万円なら、配偶者の650万円で年収1000万円を達成できます。
家族単位で考えると、すべて自分のお金になるわけではありません。出費が増える場合も。
しかし、年収1000万円へのハードルはグッと下がります。
まずは目の前の年収をあげる
遠すぎる目標は、挫折する原因です。
いまの年収に応じて、段階的に年収を上げていきましょう。
歯科衛生士が稼ぐには?
歯科衛生士が稼ぐ方法は、大きく7つあります。
- 給料の高い歯科医院で働く
- 資格をとる
- 総合病院・大学病院に勤務する
- 副業する
- 他業種に転職する
- 東京で働く
- 交渉する
何もしなければ、給料は上がりません。「自分のできること」から始めてみるのが大切です。
私は、「給料の高い歯科医院」を探して、「給与交渉」した結果、年収290万円から510万円になりました。
✔︎ 筆者の「前職」の年収
✔︎ 筆者の「現在」の年収
稼ぐ方法の詳細は、給料の高い歯科衛生士だけが知っている稼ぎ方 7選 の記事をご覧ください。
自分にあった職場を探すコツは、以下の記事で解説しています。
歯科衛生士で400万円は稼げる?
年収200万円・300万円代の歯科衛生士さんは、年収400万円を目指しましょう。
400万円を稼ぐ方法は、次の通りです。
- 給料の高い職場へ転職する
- 副業を始める
- 長く勤める
- 結婚して家族単位で稼ぐ
- インフレに期待する
年収200万円・300万円代の歯科衛生士は、全体の66.6%です。
つまり3人に2人は、年収400万円以下です。
まずは、400万円を目指しましょう。
参考 » 歯科衛生士が年収400万円を稼ぐ方法
歯科衛生士で年収500万円は?
年収500万円の歯科衛生士は全体の約13%。狭き門ですが、努力次第で可能です。
- 年収500万円の歯科医院に就職する
- 年収400万の職場で必要な人材になる
- 副業で収益をだす
具体的な方法は、【全体の13%】歯科衛生士が年収500万円に到達する3つの方法 で解説しています。
歯科衛生士で年収700万円は?
700万円以上稼ぐ歯科衛生士は、全体の3.1%。ここからは、相当の努力と運が必要です。
- 副業でかなり収益をだす
- 年収700万円の職場に転職する
- 歯科業界以外で働く
かなり時間がかかります。
副業でかなり収益をだす
副業も、本業だと思って取り組む必要があります。すぐには稼げないので、地道な努力と継続が必要です。
»【筆者も実践】歯科衛生士におすすめの副業11選!パート?在宅ワーク?異業種?
年収700万の職場に転職する
転職先は、研究機関や行政が目標です。しかし、以下の障壁があります。
- 求人が少なく、就職できるチャンスが少ない
- 年功序列なので、最初の年収は低め
まずは求人を見つけるために、定期的なチェックは必須です。
\ 歯科衛生士におすすめの転職サイト /
歯科業界以外で働く
歯科衛生士以外の仕事であれば、年収700万円以上の職種はあります。
IT・営業・物流などは高年収の職場が多めでした。中には1000万円越えの求人も。
「歯科衛生士にこだわりがない」「歯科衛生士をやりたくない」という人は、他職種を検討するのアリです。
記事前半で紹介した「他業種で働く」をご覧ください。
»【全体の3.1%】歯科衛生士で年収700万は可能?高収入を目指す働き方も紹介
年収1000万円はきつい|まずは年収アップを目指そう
今回は、歯科衛生士で年収1000万稼ぐ方法と、目標年収に合わせた給料アップの方法を紹介しました。
ぜひ行動してみましょう。
いきなり稼ぐ方法を実践するのもいいですが、稼ぐための手順を知るのも同じくらい大切です。
「給料相場を知る」「目標年収を定める」「給料が上がらない理由」を理解して、給料を上げる方法を試すと効果的です。
転職エージェントに相談してみると、給料の上限や相場を知れるので便利です。
歯科衛生士向けおすすめ転職エージェントは、以下の記事で解説しています。ぜひご覧ください。
年収を上げて、余裕のある暮らしを目指しましょう!