退職を考えている歯科衛生士「歯科衛生士だけど、今の職場を辞めたい。円満な退職方法を知りたいな。できれば穏便にやめたい…。」
働いている歯医者をやめるとき、できるだけ円満に退職したいですよね。
とはいえ、院長が退職に否定的なこともあるので、すべてが円満に退職できるとは限りません。
✔︎ この記事を書いたひと
この記事では、歯科衛生士が円満に退職する方法・注意するポイントを解説します。
この記事をよむと、歯科衛生士が円満退職するまでの手順がすべてわかります。
■ もくじ
歯科衛生士が円満に退職するための5つの手順
歯科衛生士は円満に退職する手順は、つぎの通りです。
✔︎ 歯科衛生士が円満に退職する5つの手順
- ①:退職のルールを確認する
- ②:退職の意志を表明する
- ③:退職日を決定する
- ④:退職届けを出す
- ⑤:業務の引き継ぎをする
①:退職のルールを確認する
円満に退職するために、まずは雇用契約書や就業規則を確認してください。
退職に関するルールが記載されています。
✔︎ 退職ルールの例
- 退職を申し出るときは、希望日の2ヶ月前までに退職の意思を伝える
- 申し出があった日の3ヶ月後を退職日とする
「何ヶ月前に言えばよいの?」など、退職に関しての疑問がある人は、しっかり確認しましょう。
面倒ですが、一度要チェックしてみてください。
規則を守れば、円満退職しやすくなります。
※ 雇用契約書・就業規則が存在しない歯科医院もあります(スタッフ5人以下の医院に多いです)その場合、法律上は2週間前の通知で辞められます。
②:退職の意志を表明する
退職の意思を伝えましょう。
スムーズに了承されるために、以下の2つが重要です。
- 理由をしっかり伝える
- まずは院長に伝える
理由をしっかり伝える
理由をしっかり添えることで、院長の納得感が増します。
本来、退職理由は「一身上の都合」でOKですが、理由を聞かれることも多いです。
自分なりの理由を用意しておきましょう。
歯科衛生士の退職理由は、 人間関係や給料がほとんど。
参考 » 歯科衛生士の退職理由TOP5
とはいえ、すべてを正直に伝える必要はありません。伝え方のポイントは、記事後半の「伝え方は大事」で紹介します。
退職の意思は、まず院長に伝える
「まずは院長に先に伝える」…ことを忘れないようにしてください。
他のスタッフ経由で院長に伝わると、印象を悪くしてしまう可能性が高いです。
③:退職日を決定する
退職日を決定します。
院長と話して、お互いに納得できる退職日を設定するのがベストです。
- 退職日まで短すぎる→引き継ぎが難しく、周りのスタッフに迷惑がかかる
- 退職日まで長すぎる→引き止めにあったり、気まずい思いをする期間が長い
退職日は、有給休暇から逆算しするのも忘れないようにしてください。
繁忙期や長期休暇の前後は、退職を避けたい歯科医院も多いです。早めに調整しましょう。
④:退職届けを出す
退職届けを院長に渡します。人づてに渡したり、院長の机に置くだけというのはNGです。
退職届の書き方は、以下の記事を参考にしてください。
ちなみに、退職は口頭でも成立します。
しかし証拠をきっちり残しておきたい場合…は、退職届けを出すことはオススメです。
⑤:業務の引き継ぎをする
医院に残る人たちに迷惑がかからないように引き継ぎするのは大切です。
しっかりとした引き継ぎは、円満退職につながります。
- 患者さんの特長
- 開院、閉院の業務
- 一人で担当していたこと
余裕のあるスケジュールで、引き継ぎを行ってください。メモを残しておくのもオススメです。
退職の手続きについては、完全版|歯科衛生士の退職手続きのすべて【退職・転職やることリスト付】の記事にまとめています。
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退職の伝え方は大事
退職の伝え方は大事です。
「退職しようか悩んでいる」のような相談ベースではなく、「退職することを決めた」報告ベースで伝えてください。
丁寧に・穏やかに・はっきりと伝える
「丁寧に」「穏やかに」「はっきりと」伝える事が大切です。
職場で嫌な思いをしていても、院長やスタッフの気分を害する伝え方をする意味はありません。
退職を妨害されてしまう可能性があります。大人の態度で伝えてください。
先に転職先を決めておく
「先に転職先を決めておく」のも有効です。次の職場に目処が立っていると、はっきりと伝えざるを得ません。
次も歯科衛生士として働く場合は、働く歯科医院を決めておきましょう。
少なくとも、転職先の目安をつけておくことをオススメします。
転職先選びのコツは、以下の記事で解説しています。
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理由を添える
法律的には、退職理由は「一身上の都合」でOKです。とはいえ、病院側が納得いかないケースもあります。
円満退職をめざすなら、理由を伝えることは大切です。
退職理由の例文を載せておきます ▽
【例文】歯科医院を辞めるための退職理由
例文 ①
例文 ②
例文 ③
結婚・出産・引越しなどのライフイベントは、そのままで理由になるのでダイレクトに伝えてOKです。
「〇〇が嫌い」「給料が低い」などネガティブな理由は、円満退職の妨げになる場合も。
円満退職を目指すのであれば、あえて伝える必要はないので避けましょう。
すでに転職が決まっている…という理由は、院長によっては不快に感じる可能性があるので要注意。
歯科衛生士が円満退職できないパターンもある
円満退職したくても、状況によって円満退職が難しいことがあります。
院長の性格にも影響されるからです。
とくに、つぎの2つのパターンに該当すると、円満な退職は難しくなります。
- 退職を拒否される
- すぐに辞めたい
退職を拒否される
退職を拒否されるケースがあります。
✔︎ 拒否の例
- 怒られる
- ムシされる
- 引き止められる
上記に当てはまると、円満に退職するのは困難です。
永遠にごねられるパターンもあるので、拒否されたら「退職すること」に全力を注ぎましょう。
重要なのは、「強い意志」と「伝える勇気」です。
引き止めを振り切る方法は、以下の記事で解説しています。
すぐに辞めたい
すぐに辞めたい場合も、円満退職は難しいです。職場に迷惑がかかる可能性が高いからです。
とはいえ、「すぐに辞めたい」と思うくらい追い込まれているなら、悠長なことを言ってられません。
✔︎ すぐに辞める方法
- 2週間前に伝えて辞める(→日本の法律で認められている)
- 即日退職する(→バックれる又は退職代行を使えば可能)
2週間前に伝えて辞める
日本の法律では2週間前の告知で辞められます。
伝える勇気さえあれば、退職できます。
即日退職する
2週間も耐えられない・伝える勇気がない…場合は、即日退職も検討すべきです。
やり方は、「バックれるか、退職代行をつかうか」のどちらか。
ですが、個人的にはバックれるのはおすすめしません。
歯科業界は狭い・懲戒解雇あつかいになる可能性がある…といったデメリットがあるからです。
確定申告のときに、バックれた歯科医院への連絡が必要になるケースも。
そのため、どうしてもすぐに辞めるなら、退職代行をお勧めします。
どうしてもやめられないなら、退職代行で即日退職できる
退職代行を使うと円満退職は難しくなりますが、確実に辞めることができます。
- 確実に退職できる
- 残業代や有給を取得できる
- 即日でやめられる
- 依頼した瞬間から医院と連絡しなくてよい
依頼すると、すべての退職作業を代行してくれます。
出勤したり、医院側と連絡をとる必要は一切ありません。
しつこい引き止め・パワハラをうけている・心身がもう限界…そんな方は、退職代行に登録して、無料相談してみましょう。
具体的なやり方は、うつ病回避|メンタルやられた衛生士は退職代行で即日退職しよう の記事でまとめています。
自分の身体と心の健康が一番大事です。
退職するときに注意するポイント
退職にあたり、注意するポイントを解説します。
引き止めを受ける可能性は高い
歯科衛生士は人手不足。今はどの歯科医院でも後任を見つけにくい状況です。
そのため退職を伝えたときに、強烈な引き止め…を受ける可能性はあります。
- いまやめられたら困る!
- 給料を少し上げるから残ってくれ
- 後任を見つけてこないと辞めさせない!
あまりに引き止めがしつこいと、困ってしまいますよね。ひきとめの振り切り方は、以下の記事で解説しています ▽
しつこく引き止められるほど、円満退職は難しくなっていきます。
退職後のプランを考えておく
退職したらどうするかはしっかり考えておきましょう。主に、つぎの2択です。
- しばらく休む
- 就職する
つぎの就職を考えている場合は、余裕をもった転職活動がおすすめです。
転職サイトで求人をチェックしておく
「今よりもっとよい給料で働きたい」「穏やかな人間関係で仕事したい」。
このように、快適な環境で働きたいなら、転職サイトを活用するのがおすすめ。
希望の給料がもらえる職場・穏やかな性格の院長のクリニック…は、存在します。
以下に紹介する転職サイトは、歯科衛生士転職のプロ(エージェント)が在籍する転職サイト。
とくに一般には公開されていない「非公開求人」は、環境のよい歯科医院のみが厳選されて掲載されています。
» 歯科衛生士の非公開求人の理由や条件をわかりやすく解説!効果的な活用術とは?
希望に合った職場で働きたい歯科衛生士さんは、転職サイトに登録して求人情報をチェックしてみてください。
実際に利用した転職サイトを載せておきます。
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どの転職サイトを利用すればよいか迷ったら、デンタルワーカー がオススメです。
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私も、デンタルワーカーに雇用条件を交渉してもらい、満足な待遇の職場で働いています。
デンタルワーカーを利用して、ストレスフリーな働き方を実現してください。
デンタルワーカーの口コミ・評判を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
» 口コミ・評判|デンタルワーカーを徹底レビュー【歯科衛生士が転職成功する近道】
辞めたらブラックリストにのる?
退職しただけでは、ブラックリストには載りません。
よほどのことがなければ、要注意の歯科衛生士として共有されないからです。
- 何度もバックれている
- 売上金を盗む
- スタッフの物を盗む
上記のような迷惑行為や犯罪行為がなければ、退職は自由です。
歯科医院の状況を把握する
勤務している歯科医院の状況を把握しましょう。歯科医院にとって、歯科衛生士の退職は一大事です。
歯科医院は、ギリギリの人数で回しているところも多いです。
とくに、以下のような状況では、円満に退職するのは相当な気を使わなければいけません。
- スタッフが退職したばかり
- すでに退職予定のスタッフがいる
逆に、スタッフが十分いる・患者さんの数が減っている…なら円満退職のチャンスです。
どちらにしても言い方としては「忙しい時期に、大変申し訳ないのですが…」…と、申し訳なさ全開で伝えるようにしましょう。
» 歯科衛生士が仕事をやめるタイミングとは?【後悔しないポイント】
今までの勤務態度は影響する
退職には、いままでの勤務態度は大きく影響します。退職を言われたときの、院長の納得感が違うからです。
一方で、不真面目な勤務態度・人間関係がいまいち…だった場合は、冷たく送り出されます。
とはいっても、いまから評価を大きく変えるのは難しいです。
伝え方・言い方に注意を払いつつ、退職の意向を伝えましょう。
有給や未払い給料はしっかりもらう
働いた分の対価はしっかりと受け取るようにしてください。
- 有給
- 残業代
- 未払い給料
やめてしまった後でも請求はできます。
しかし、やめたのにもう一度れんらくするのは気まずいので、退職前に精算しておきましょう。
円満退職して次の一歩を踏み出そう
今回は、歯科衛生士が円満に退職する手順を解説しました。
✔︎ 歯科衛生士が円満に退職する5つの手順
- ①:退職のルールを確認する
- ②:退職の意志を表明する
- ③:退職日を決定する
- ④:退職届けを出す
- ⑤:業務の引き継ぎをする
手順通りにすすめれば、円満退職できる可能性をアップさせることができます。
手順を知ったら、あとは勇気を持って実行するだけです。
まずは雇用契約書・就業規則を確認して、他の求人をチェックするところから始めてみてください。
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