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【いくら?】歯科衛生士の退職金事情を徹底解剖!どれくらい?無しも多い?

歯科衛生士 退職金 いくら

 

歯科衛生士が退職したとき、どれくらいの退職金をもらえるか気になりませんか?

 

退職金は働く職場によって変わるため、事前にしっかりチェックしておく必要があります。

 

退職金に関して確認しておかないと「思っていた額と違った」「退職金なしだった」など、想像していない事態になる事も。

 

そこでこの記事では、歯科衛生士の退職金事情を、実例も交えながら詳しく紹介していきます。

 

✔︎ この記事を書いたひと

歯科衛生士 まな

転職4回の歯科衛生士 (X(Twitter))
1年目にパワハラで病む/ブラック→ホワイトな職場で快適に勤務/今はスタッフ100名の医療法人で採用を担当

 

歯科衛生士の退職金事情を知ることで、安心して働ける職場を見つけるきっかけにもなります。

 

もくじ

歯科衛生士の退職金事情

歯科衛生士 退職金 どれくらい

 

歯科衛生士として働く場所は、歯科医院や大学病院、企業や事業所などさまざまです。

 

歯科衛生士の90%以上は、一般開業医である診療所(歯科医院)で働いています。

 

歯科医院は一般企業とは違い個人経営の医院も多く、退職金に関して明確な額が提示がされていない所が大半です。

 

退職金をもらえるケースとなしのケースがある

 

歯科衛生士は、退職金をもらえるケースともらえないケースがあります。

 

雇用契約書に明記されてあるか」が、判断基準です。

 

歯科衛生士 まな
歯科衛生士 まな

個人開業医では、一般企業のようにシステム化がされておらず、雇用契約書がない医院も。

 

収益が低い歯科医院だと、退職金がだせないところもあります。

 

退職金制度の有無は職場によって変わる

 

歯科衛生士の就職先は、歯科医院だけではなくその他にも色々な就職先があります。

 

令和2年に報告された「勤務先別の歯科衛生士の退職金制度の有無」に関してのアンケート結果は、次の通りです。

 

✔︎ 退職金ありの割合

職場退職金ありの割合
診療所61.8%
病院・大学病院87.5%
企業・事業所(歯科業務)88.7%
企業・事業所(商品開発、営業)81.3%
歯科衛生士教育養成機関88.0%
障がい者歯科診療所92.2%
歯科健診・保健活動機関84.4%

 

多くの歯科衛生士が働く「診療所」では、退職金なしの割合が高いです。

 

雇用形態による違い【正社員・パート】

 

退職金が出るかどうかは、雇用形態によってちがいます。

 

雇用形態別アンケートの結果は、以下のとおり。

 

退職金あり退職金なし
常勤での雇用74.7%12.7%
非常勤での雇用8.3%75.9%

 

一般的に、パートやアルバイトの歯科衛生士者は、退職金支給対象外のこともあります。

 

勤務期間や勤務日数によっては支給される場合もありますが、院長判断になるケースが多いです。

 

いくら?平均は?退職金の相場

 

もらえる退職金の明確な金額は決まっておらず、歯科医院によってさまざまです。

 

退職金は3~5年以上の勤務で対象となるケースが多く、勤続年数によって額は左右されます。

 

以下のアンケート結果が参考になります。

 

勤務年数退職金の額
5年未満5~10万程度
5~10年10~80万程度
10年以上80~150万程度

 

歯科医院によってかなりばらつきがあります。

 

中には、中小企業退職金共済に加入して、毎月積み立てを行うところも。2年勤務をすれば積立てた掛け金を上回る退職金が支給されます。

 

しかし、一般企業のような退職金額より少ない事が多いのが現状です。

 

勤務年数が長いからといっても、上記の額が貰えるとは限りません。事前の確認が必須です。

 

 

歯科衛生士|退職金の実例

歯科衛生士 退職金 10年 平均

 

環境立場で退職金の額は左右されます。医院の経営状況で大きく退職金額が変わることも。

 

ここでは実例を紹介していきます。

実例1:歯科医院の経営状態で変わる退職金額

 

1つ目は筆者の体験談です。

 

チェア台数3台、院長、歯科衛生士3名、歯科助手1名の小規模な医院で5年勤務していた時の話です。

 

予約患者は30分に3人で、急患枠は1日4人まで、待ち時間が0の医院でした。

 

勤めて3年目の頃には患者数が減ってきて、賞与も月給の半分しか出ない状態でした。

 

歯科衛生士 まな
歯科衛生士 まな

「退職金は3年〜」と求人表に明記されていましたが、就業規則がないため、実際貰えた金額は5万円です。

 

医院の経営状態から本来なら1円も出せないところを、真面目に勤務してもらったからという理由で支給してもらいました…。

 

個人経営の医院では、こういった事もあり得ます。

 

これを、少ないと思うのか有難いと思うのかは、人それぞれだと思います(当時の私は、有難いと思いながら退職をしました。)

 

実例2:自分のポジションで変わる退職金額

 

主任として10年間勤務した歯科衛生士さんの実話です。

 

10年間勤務をして、退職金は62万円でした。

 

主任やマネージャーなど幹部スタッフとして働いている場合、退職金が上乗せされる事もあります。

 

歯科衛生士業務+診療時間外の仕事も多く、院長とのミーティングなど、毎日を忙しく送っていました。

 

この医院では、比較的色々な事がシステム化していましたが、賞与や退職金に関しては院長の考慮がありました。

 

大きめの医療法人だと10年勤めて100万円の退職金のところも。

 

とはいえ、10年以降は変わらないので、10年が退職の節目のひとつとなっていました。

 

退職金制度がしっかりとシステム化されている歯科医院では、年数×⚪︎万や月給の△倍など、あらかじめ明確に決まっています。

 

しかし、明確に決まっていない歯科医院では、院長の一存で退職額が決まることも多いのだと実体験から感じました。

 

 

まとめ

歯科衛生士 退職金 どれくらい 相場

 

歯科衛生士の退職金制度に関しては、勤務先によって大きな差がでます。

 

今働いているところの退職金が気になる方は、雇用契約書をチェックしてみましょう。

 

転職を考えている人は、雇用条件で「退職金」が記載されているか確認してみてください。

 

退職金だけでなく、有給や残業代の条件がしっかりしている歯科医院で働くことは、安定と安心感を得るために大切です。

 

歯科衛生士 まな
歯科衛生士 まな

長い年数働いて、最後に後悔が出るような結末はもったいないですよね。

 

自分にあった職場は必ずあります。ぜひ、自分の働き方を考えてみてください。

 

参考 »相性で選ぶべき】歯科衛生士向け転職エージェントおすすめ5選!デメリットと評判も紹介

 

 

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