退職を考えている歯科衛生士「退職に関する手続きをしりたい。”やることリスト”があったら便利なのに..」
退職を考えている歯科衛生士が、「退職の手続き」にとまどうケースは多いです。
この記事では、歯科衛生士が迷わずに退職手続きを進めるための「チェックリスト」を紹介します。
■ この記事を書いたひと
結論、歯科衛生士の「退職手続きチェックリスト」は、以下の通りです。
✔︎ 退職を決めたらやること
□:雇用契約書・就業規則を確認
□:退職の意思を伝える
□:転職活動(必要な人のみ)
✔︎ 退職日までのにやること
□:仕事の引継ぎ
□:有給と退職金の申請
□:クレジットカードの作成
□:定期券の払い戻し
✔︎ 退職日、当日にやること
□:あいさつ
□:健康保険証の返却
□:身分証明書の返却
□:定期券の残高返却
□:源泉徴収票のうけとり
□:年金手帳のうけとり(医院保管の場合)
□:住民税支払い方法の確認
✔︎ 退職後の手続き
□:離職票のうけとり
□:雇用保険被保険者証のうけとり
□:健康保険資格喪失証明書のうけとり
□:失業保険(失業手当)の申請
□:健康保険の切り替え
□:年金の切り替え
✔︎ 転職先でおこなう手続き
□:年金手帳の提出
□:源泉徴収票の提出
□:雇用保険被保険者証の提出
□:衛生士免許の提出
上記の手続きをおこなうと、スムーズに退職できます。
この記事を読むと、「歯科衛生士の退職手続き」がすべてわかります。
■ もくじ
退職を決めたらやること
退職を決めたらまずやることは、以下の通りです。
- 退職の意思を伝える
- 転職活動をおこなう
チェックリストで網羅しつつ、終わらせてしまいましょう。
✔︎ 退職を決めたらやること【チェックリスト】
□:雇用契約書・就業規則を確認
□:退職の意思を伝える
□:転職活動(必要な人のみ)
雇用契約書・就業規則の確認
雇用契約書・就業規則を確認してください。「退職の規定」が書いてあります。
- 2ヶ月前に退職の意思を伝える
- 半年前に退職を通知する
雇用契約書・就業規則をみて、退職日を決めましょう。
歯科医院によっては、雇用契約や就業規則がないことも。その場合は、自分で退職日を設定してください。
ちなみに雇用契約書に何週間前と書いてあっても、民法上は2週間前でOKです。
退職の意思を伝える
院長に退職の意思を伝えましょう。退職は、口頭で伝えるだけでも成立します。
退職届の書き方は、歯科衛生士の退職届けの正しい書き方をご覧ください。
退職の意思を伝えるときに必要なのは、勇気と強い意志です。
転職活動
以下に当てはまる人は、退職活動と同時に、「転職活動」をしておくことがおすすめです。
- 歯科衛生士として継続して働く予定
- 働かなければならない
»【転職4回の歯科衛生士が実践】転職先の探し方5つ!失敗しない歯科医院選びのコツとは?
転職エージェントを活用する
退職してから転職活動すると、じっくり転職活動できる反面、経済的な不安や焦りが生まれやすいです。
そのため、ブラックな歯科医院に転職してしまうことも。
転職エージェントは、求人探しのプロ。転職サイトに登録すると利用できます。
✔︎ 転職エージェントのサポート内容
- 求人の紹介(非公開含む)
- 給料・雇用条件の交渉
- 院長の性格をリサーチ
- 見学・面接の日程調整
- 転職の悩み相談
実際に、転職エージェントのサポートをうけた96%の歯科衛生士が、満足の職場に転職しています。
おすすめの転職エージェントは、以下の記事で紹介しています。
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給与交渉・人間関係のリサーチ・面接の同行までサポートしてくれるのは、他の転職エージェントにはない強みです。
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強引に転職をすすめられることもないので、転職に不安のある歯科衛生士さんにぴったりの転職サイトです。
退職日までにやること
「退職日までやること」は、以下の通りです。
✔︎ 退職日までのにやること【チェックリスト】
□:仕事の引継ぎ
□:有給と退職金の申請
□:クレジットカードの作成
□:定期券の払い戻し
引き継ぎ
業務の引継ぎは、出来る範囲でやっておきましょう。
後任がいないことも多いので、「メモに残す」「同僚に伝えておく」と丁寧です。
有給と退職金の申請
正社員で働いてる場合は、有給と退職金の申請をすることができます。労働者の正当な要求です。
有給と退職金は、しっかりと申請しましょう。
退職金に関しては、就業規則や雇用契約書を確認してください。
退職金は、就業規則や雇用契約書に記載されていなければ、貰えないことが多いです。
クレジットカードの作成
クレジットカードを持っていなければ、作成しておくことをオススメします。新しく作成したい場合も、同様です。
クレジットカードは正社員でなくなってしまうと、審査がとても通りにくくなります。
楽天カードはオススメ
私は楽天カードを利用して、お得にモノを購入しています。
1週間で発行されるので、在籍する歯科医院があるうちに作成してみてください。
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定期券の払い戻し
定期券を払い戻してください。
就業規則で規定されている場合は、最終出勤日に返還する必要があります。
損をしないタイミングで、払い戻しを受けましょう。
退職日の当日にやること
✔︎ 退職日、当日にやること【チェックリスト】
□:あいさつ
□:健康保険証の返却
□:身分証明書の返却
□:定期券の残高返却
□:源泉徴収票のうけとり
□:年金手帳のうけとり(医院保管の場合)
□:住民税支払い方法の確認
退職当日はいろいろ忙しいです。チェックリストを、手元に置いておくことをオススメします。
あいさつ
仲の良い同僚やお世話になった人に、最後の挨拶をしましょう。
これで最後なので、すべて終わりです。笑顔で挨拶しておきましょう。
健康保険証・身分証明書・定期券残高の返却
健康保険証・身分証明書・定期券を返却します。
退職日の当日にきっちりやることで、後から連絡がくるといった手間を省くこともできます。
源泉徴収票・年金手帳の受領、住民税支払い方法の確認
源泉徴収票の受領・年金手帳の受領・住民税支払い方法…は確認しておきましょう。
退職後に「離職票」「雇用保険被保険者証」「健康保険資格喪失証明書」を受け取るために、必要な手続きです。
上記の3つは再就職の際につかうので、後日送付してもらうよう伝えておきましょう。
退職後の手続き
退職後の手続きもいくつかやることがあります。
✔︎ 退職後の手続き【チェックリスト】
□:離職票のうけとり
□:雇用保険被保険者証のうけとり
□:健康保険資格喪失証明書のうけとり
□:失業保険(失業手当)の申請
□:健康保険の切り替え
□:年金の切り替え
事務的な内容が、ほとんどです。
離職票・雇用保険被保険者証・健康保険資格喪失証明書のうけとり
歯科医院から「離職票」「雇用保険被保険者証」「健康保険資格喪失証明書」が郵送されてきます。
送付されてきたら、大切に保管しましょう。
通常は、10日以内に送られてきます。届かない場合はあらためて歯科医院に連絡することになります。
ルーズな歯科医院も存在します。退職当日にしっかり送付してもらえるように、強めに伝えておきましょう。
失業保険(失業手当)の申請
つぎの職場が決まっていないときは、失業保険の申請をおこないます。申請条件は次の3つです。
- 失業状態であること
- 退職日以前の2年間に雇用保険加入期間が通算12ヶ月以上あること
- ハローワークに求職の申し込みをしていること
書類は、以下の通りです。
✔︎ 失業保険申請のために必要な書類
□:雇用保険被保険者証
□:身分証明書(運転免許、マイナンバー)
□:印鑑
□:証明写真2枚3ヶ月以内(縦3cm×横2.4cm程度)
□:本人名義の銀行・郵便局の通帳
失業保険の額を調べたい人は、次のサイトを参考にしてください。» 失業等給付(基本手当)の追加給付簡易計算
健康保険の切り替え
そのまま転職する場合、健康保険は引継ぎが可能です。
後日、保険証が送付されてきます。
一方で、就職まで期間が開く場合は、以下の中から選択が必要です。
- 国民健康保険に加入する
- 扶養に入る(配偶者がいる場合)
- 任意継続する(今まで社保だった場合)
国民健康保険に加入するためには、退職の翌日から14日以内での手続きが必要です。
役所では「国民健康保険に加入」「扶養に入る」「任意継続」を比較して、アドバイスしてくれます。
前の職場の社保を継続することを「任意継続」といいます。今までは病院が約半額負担してくれていたので、保険料が上がります。
年金の切り替え
このまま転職する場合は、年金を引継ぎすることができます。年金手帳を新しい職場に見せるだけでOKです。
働かない期間ができる場合は、国民年金に切り替わります。
健康保険と違い、年金に任意継続はありません。何の手続きもおこなわなければ自動的に国民年金に切り替わります。
転職先でおこなう手続き
転職先でやることは、次の通りです。
✔︎ 転職先でおこなう手続き【チェックリスト】
□:年金手帳の提出
□:源泉徴収票の提出
□:雇用保険被保険者証の提出
□:衛生士免許の提出
雇用保険被保険者証の提出
働き始めたらすぐに、雇用保険被保険者証の提出をおこないます。
健康保険の変更に必要です。
年金手帳の提出
働き始めたらすぐに提出して、年金の変更をおこないます。
「離職期間がある」「前職が国民年金の場合」は、新しい就職先の厚生年金に変更になります。
源泉徴収票の提出
同一年内(1月から12月)に転職した場合、新しい職場に「前の職場の年末調整」を提出します。
衛生士免許の提出
歯科衛生士免許を提出します。
原本ではなく、コピーを提出する場合も多いです。
»【転職4回の歯科衛生士が実践】転職先の探し方5つ!失敗しない歯科医院選びのコツとは?
歯科衛生士はスムーズに退職できる
今回は、歯科衛生士の退職手続きを紹介しました。
✔︎ 退職を決めたらやること【チェックリスト】
□:雇用契約書・就業規則を確認
□:退職の意思を伝える
□:転職活動(必要な人のみ)
✔︎ 退職日までのにやること【チェックリスト】
□:仕事の引継ぎ
□:有給と退職金の申請
□:クレジットカードの作成
□:定期券の払い戻し
✔︎ 退職日、当日にやること【チェックリスト】
□:あいさつ
□:健康保険証の返却
□:身分証明書の返却
□:定期券の残高返却
□:源泉徴収票のうけとり
□:年金手帳のうけとり(医院保管の場合)
□:住民税支払い方法の確認
✔︎ 退職後の手続き【チェックリスト】
□:離職票のうけとり
□:雇用保険被保険者証のうけとり
□:健康保険資格喪失証明書のうけとり
□:失業保険(失業手当)の申請
□:健康保険の切り替え
□:年金の切り替え
✔︎ 転職先でおこなう手続き【チェックリスト】
□:年金手帳の提出
□:源泉徴収票の提出
□:雇用保険被保険者証の提出
□:衛生士免許の提出
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退職の手続きをスムーズに進めるには、円満に退職することは大切です。
以下の記事では、「歯科衛生士が円満に退職する方法」を解説しています。併せて読んでみてください。